友達出来るかな

夕方、

外で片付けをしていたら、

高校の制服を着た学生に声をかけられた。

「こんにちは」、

「おかえりー」、

「あのー、店には文庫本が置いてありますか?」、

「あるよ。どうしたの?」。

聞けば学校帰りにある古本屋で、

司馬遼太郎の八冊組みが安かったから買って、

裏表紙の見開きに店のハンコが捺してあったからびっくりしたと。

今度、店の本棚を見においで。

読みたい本は貸してあげるし、

この本あるか言ってくれれば、

持っている本は自宅から持ってくるからね。

そう言って別れた。

珈琲屋は子供が来るところでないと思うけど、

高校生なら歓迎するよ。

本の友達出来るな。

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