狐狸庵

遠藤周作の雅号は狐狸庵。

北杜夫はどくとるマンボウ。

何故か一枚の田んぼだけにカラスが居る。

手前の店の前の田んぼだけにいる時もある。

不思議だ。

音頭を取るヤツが居るのだろうか。

朝五時前、

女の人の叫び声のような泣き声のようなものが聞こえてきた。

まいった。

困った。

何事かあるようなら警察に電話して駆けつけなければならない。

事件に巻き込まれたくないと思っていると、

店の前の畑の中を二頭の狐が、

もの凄いスピードで追いかけあっている。

カラスも狐も恋の季節なのだろう。

副店長の帰り道に、

しばしば狸がお出ましになって、

化けることはせず、

側溝に逃げ込むのだそう。

僕が自転車での帰り道、

道路上で大きな猫が何か食べていると近付いて行くと、

どたばたと逃げ出し、

大きな猫だと思っていると、

そいつの尻尾は黒の輪っかが並んでいた。

アライグマは僕に追いかけられる格好になって、

民家の間に逃げ込んだ。

時代が変われば環境も変わっていく。

店に住み着かぬといいが。

文字通り狐狸庵になりませんように。

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