
自転車旅を断念した午後、
近くで一番大きな津島の本屋へ行った。
文庫の棚に挟まれ、
本屋はええな、と思う。
ここに寝泊まりしたいと思う。
遠出した時は記念に一冊買うことにしているが、
年明けの自転車旅で寄った本屋には、
買おうと思っていた新刊本はなかった。
店員に頼んで在庫を調べてもらったが、
取り寄せになると言う。
これが今の本屋の現実なのだろうが、
この午後に寄った本屋には、
新刊で読んでみたいと思う本が全てあった。
五、六冊を手にしたが考え、
やはり旅先で買おうと全て棚に戻した。
僕は本という物のデメリットをほとんど感じないが、
本屋のお客様は単行本や文庫の棚には居らず、
雑誌や文房具のところにしか居なかった。
これが現実なのだろう。
時代の移ろいを自分に店に投影してみる。
