
宮本輝を若い頃に二冊だけ読んだ。
「錦繍」と「青が散る」の二冊。
「青が散る」はテレビドラマの原作で、「錦繍」は何故手に取ったか、この二冊が、どちらが先であったかは思い出せない。
宮本輝をこの数年に何冊も読んだ。
古本屋で見つけると買っていた。
この本もそうしたなかの一冊。
彼の最初期の作品である所謂「川三部作」。
描写の細部に、風景と心内の描写の細部に心が動く。
私は昭和三十八年生まれだが、子供時分のこの田舎には、まだ戦後の匂いが残っていた。
読後、しばらく放心していた。
宮本輝をまた読むきっかけを作って下さったのは、お客様だった。
描写が回りくどいんだよと言いつつ、せっせと読んでおられた。
読み終わったそれらを、店の本棚に入れて下さったりした。
「川三部作」をもう一度まとまった時間を取って、噛んで読んでみたい。
この本は、三つの作品を一冊にまとめたものだが、ばらで持っていたい気もする。
さて、次は何を読もうか。
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